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TOVのレイユリ中心  よろず同人ブログサイト  ネタばれ、女体化有り
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2024/11/24 (Sun)
現代パロ第一弾。
先の現代パロ設定を読んでからご覧ください。
保健室から窓の外を見やると、辺りは夕陽の明かりすら消えつつある。部活も終了し、ほとんどの生徒が帰路に着いた時間帯。
棚の整理をしていた手を止めて、俺もそろそろ帰るかと白衣を脱ぎ鞄を手に取った。

すると、タイミング良く開く扉。


「ユーリ、一緒に帰ろ~。」


入り口から顔を覗かせたレイヴン。
彼も帰る準備万端らしく片腕に鞄が抱えられている。


「あれ、今日はシュヴァーンじゃねぇの?朝は一緒に帰るって言ってたけど。」


今朝、同じ車できた彼は確か帰りも一緒に帰ると言っていたはず。
なのに、目の前にいるのはシュヴァーンではなく、弟のレイヴンだ。


「あいつなら夕飯作っとくつって帰ったわよ。ユーリってば、棚の整理しだすと長いんだから。」

「あー…悪い。」

「別にいいわよ~。まぁ、そういうわけで今日は俺の車で帰りましょ。」


ウインクをしながら車のキーを見せる彼は何故か嬉しそうで、そういえば、レイヴンと一緒に帰るのは久しぶりだったと気がついた。

車の運転をしない俺はほとんどシュヴァーンかレイヴンの車に乗せてもらっている。
しかしここ最近、弓道部の副顧問が忙しかったレイヴンは帰りが遅く、大抵俺はシュヴァーンの車に乗せてもらうか電車で帰るかのどちらかで。
記憶をたどるとレイヴンと一緒に帰るのはなんと2週間ぶり。

シュヴァーンの車も良いが、レイヴンの車も俺は落ち着いて好きだ。


双子にも関わらずまったく性格の違う彼らは、乗っている車も全然違っていて、シュヴァーンの車はシンプルながらも大人の上品さが漂うものに対し、レイヴンの車はゆったりとしたワゴンタイプ。
どちらもそれぞれの性格を出しているかのような車を持っている。





駐車場へと移動し助手席に乗り込むと、レイヴンはエンジンをかけながらチラリとこっちを見やる。


「俺が副顧問の仕事で遅いからって、シュヴァーンがユーリ独り占めするのは狡いわよね。」


ニヤリと歪められた口元。
いきなり何を言い出すのかと俺は首を傾げた。


「明日は折角の休みだし、今日はたっぷり俺の相手してよ、ユーリ。」


ほんの一瞬かすめ取るように奪われたキスに赤くなりつつ、動き出した車の中、きっとレイヴンだけではなくシュヴァーンの相手もさせられるだろう未来の自分を愁いて、ひっそりとため息を溢す。

彼も存外嫉妬深かったと今更ながらに思い出した。



(いつも2人も相手にしてたら身が持たねぇよ)







*****************************
しょっぱなからエロにしようかと企んだんですが、最初ぐらいはとあきらめました。
つっても、シュヴァーン出てきてないですがorz 
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2009/03/27 (Fri) ss Comment(0)
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